BBQの炭はホームセンターで販売している適当な炭でいいじゃん!
確かにホームセンターで販売されている炭はそれなりに使えるんですが、ちょっとまった!
炭の種類、使い方を知ることで今後のBBQライフが変わってきますので勉強しておきましょう。
BBQ用の炭の選び方は、キャンプ場などの広い場所なのか庭やウッドデッキでするのか、
子供がいるのか、炭火でBBQをじっくり楽しみたいのか・・・など目的によって炭の選び方は変わります。
例えば、ホームセンターなどでよく販売されている「バーベキュー木炭」。
この「バーベキュー木炭」のはマングローブ炭であることが多く、比較的簡単に熾きますが、
燃焼時間が短く頻繁に継ぎ足し&炎、煙、臭気、小さな破裂などがおこります。
広い場所や子供がいない環境であれば問題ないのですが、狭いキャンプ場などでBBQをする場合や子供とBBQする場合は、
炭の破裂&飛散により火傷や、テント・タープに火の粉が飛び穴があく場合があります。
では、「備長炭」などの高級炭を買えば問題ない!?
確かに長時間高温で炭化されているので不純物も無く煙や臭いも出ない&燃焼時間が長く、火力が安定と
いいことばかりな反面、火が付きにくい!
これが意外に大変なことで、さあご飯たべるぞ!炭を準備するぞ!・・・・ん!?なかなか火が付かない・・・
結局火が付くまでに1時間弱・・・なんてこともあるかもしれません。
チャコスタを使ったり、火おこしに慣れている方は問題ないのですが。
ではどんな炭がいいのでしょう。
BBQには、簡単に着火し、火力コントロールがしやすく、煙や臭気が気にならず、炎の出ない黒炭がベスト聞きますが、
じっくりゆっくりバーベキューを本格的に楽しみたい人の炭の選び方としては、備長炭がおすすめとも聞きます。
やはりキャンプやキャンプ用品同様、目的やシーンをはっきりイメージしてそのイメージに沿った炭を選ぶ事が一番ということでしょう。
BBQの炭を購入したいけど、いったい何キロ購入したらいいかわからない。
そんな時の目安としては、一人1kgといわれています。
これはあくまでも一般的になので、炭の種類や料理の種類、燃焼時間や火力によっても変わってきます。
ちなみに黒炭は備長炭の半分ぐらいの燃焼時間を維持するといわれています。
炭を扱う際に注意するべきことは湿気です。炭には湿気は禁物。
なぜかというと、水分を含んだ炭は火付きも悪く、燃え方が悪かったり、煙が出たり、
爆跳してしまう(はぜる)ことがあり危険です。
去年の残りの炭を使うときなどは、必ず日当たりがいい場所で乾燥させてくださいね。
「白炭」と「黒炭」の違いとは、やきあがるときの火の消し方で炭質はまったく異なったもの(白炭・黒炭)になるそうです。 なので同じ原木をやいた炭でも、白炭と黒炭とでは成分、硬さ、発熱量、火つき、火もちのよさなどの性質も違ったものになるそうです。
鋼のようにかたく、たたき合わせると、キンキンと金属のような音がする。火力が強く、火もちのよいのが特徴。 樹脂成分がほとんど残留していないためほぼ無臭で遠赤外線を多く含み温度が低くても黒炭より高火力となる。
白炭にくらべで炭質がやわらかで、火つきがよく、立ち消えも少ないのが特徴。
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炭材:ウバメガシ・アラカシなど代表的な炭・産地:紀州備長炭(和歌山)、土佐備長炭(高知)、日向備長炭(宮崎) |
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炭材:製材時に発生する大鋸屑(オガクズ)や樹皮等 製材時に発生する大鋸屑(オガクズ)や樹皮等を粉砕して高温・高圧力で圧縮形成したオガライト(成形薪)を炭化したもの。 備長炭に似た性質を持ち、火付けはしにくいが、煙も少なく、火力も強く、上質な製品だと火持ちもいい。 さらに炭内に密閉した部分が少なく、パチパチっと炭が爆発(爆跳)する事がほとんどない。 備長炭と比べて安価なのも人気の要因。ただし、見た目が丸い筒なのでBBQの雰囲気がでない。 |
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炭材:製材時に発生する大鋸屑(オガクズ)や樹皮等 炭材:ナラ・クヌギなど 代表的な炭・産地:岩手切炭(岩手)、佐倉炭(千葉県)、池田炭(大阪府) 軽くやわらかく、火熾し&火力コントロールがしやすい。 また、残留物が少なく、煙・匂いがほとんど無い。 デメリットは空気が通りやすく一気に燃焼するので燃焼時間が比較的はやい事と灰が舞いやすい。 |
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炭材:マングローブ類 ホームセンターなどでよく販売されている「バーベキュー木炭」がこれにあたる。 手に入りやすく、安くて火着きが良いので使いやすいが、火持ちが悪い、炎が上がる、煙が多く臭いがすることもある。 |
炭にまつわる裏ワザ